【ほうれん草】栽培方法まとめ

こんにちは。新農研です。
今回はほうれん草の栽培におけるコツなどを箇条書きで一挙にまとめました。

堆肥、肥料

・元肥は堆肥:牛ふん2kg/m2、肥料:油かす200g/m2、有機石灰200g/m2
・堆肥、肥料ともに畝全体に混ぜ込む
・追肥は収穫の2~3週間前に、油かす30g/m2を株間にまく
・最初から窒素量が多すぎると美味しくなくなる
・ほうれん草は緑が濃いとアクが強くて美味しくない。生育後半での肥料のやりすぎが原因なので、追肥を控えるか、効き目の緩やかな液肥にすると良い。
・養分が多すぎると根が深くまで成長しないので、やり過ぎには注意する。
・養分がなくなるととう立ちしやすくなる。追肥で防ぐことも。
・ちなみに西洋種の種はとう立ちしにくい

温度

・発芽の適温は15~20℃、生育の適温は12~20℃
・発芽から本葉3~4枚程度のときに寒さに当たるととう立ちしやすくなるので、しっかり保温する
・大きく育てば寒さに強くなる。このときに昼暖かく夜寒い状態にすれば糖度が増して美味しくなる。

・畝の高さは、水はけが悪い土壌なら15cm、水はけが良いなら5cm程度
・プランターは畝無しでOK
・土を起こして、畝を作ったあとはしっかり鎮圧する

種まき

・株間15cm、条間20-30cmの点まきがよい
・一つの穴に対して3粒くらいが良い。(野菜は競争相手がいるほうが初期育成はうまくいく。収穫する数に対して3倍程度の数の種が良い)
・発芽しにくいので、発芽させてから種まきすると良い
・濡れたペーパーで包んで15℃くらいの環境で一晩置くと発芽しやすい
・ネーキッド種子は普通の種子より発芽がいい

鎮圧

・種を巻いて覆土したあとは、再度鎮圧する。しっかり鎮圧することにより、根が深く張りやすくなる。
・鎮圧したあとは水やりはしない。鎮圧された状態で水をやると種は酸欠状態になり、根を張ることより芽を出すことを優先してしまう。
・しっかり鎮圧をすれば、地表の乾燥を防ぎ、地下から上がってくる水を地表でキープしてくれる。

収穫

・収穫2日前に水をやる事で日持ちが良くなり、収穫後の葉っぱの変色を防ぐことができる
・ほうれん草の根元の赤い部分は糖分が蓄えられている。収穫の時は赤い部分を残すように切る

連作障害

・ほうれん草なら一年以上は開ける(他の科の野菜を作ったほうがいい)
・あるいは、一緒に緑肥を植えたり、コンパニオンプランツに当たる葉ネギを一緒に植えるのも良い
・葉ネギは一箇所に苗を3本植えるとよい

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