【自然農法】土作り作業手順7ステップ & ポイント4つ

こんにちは。新農研です。
自然農法の効果やメリットについては分かったが、実際にどのように行うかがイメージできない方は多いと思います。
今回は自然農法の土作りをどのようにやるかを7ステップに分けて紹介します。

1.草を刈る

まずは草刈りです。
根の先にある生長点を断ちます。
刈り草は一旦横に除けておきましょう。
5cm程度の大きな石があればこれも除けておきます。

2.鍬を差し込む

地中に残った根を断ち切っていきます。
土を掘り返す必要はありません。

3.畝を作る

畝を作ることで水はけがよくなり、ねずみの侵入も防げます。
水はけのよい土なら低い畝(あるいは畝を作らなくても良い)。水はけが悪ければ高い畝を作ります。

4.鎮圧する

平らにならして鎮圧します。
足で踏んでいってしっかり鎮圧するのがポイントです。
鎮圧することで野菜の根が深く生えていきます。
また、地表の乾燥も防ぐ効果があります。
足で鎮圧したくらいでふかふかの土壌構造が変わるわけではありませんので、心配せずに全力で鎮圧してください。

5.種をまく

まき穴を付けて、種を植えてください。
そのあと1~2cmほど土をかぶせます。この土はなるべく深くの土を使ってください。雑草の種などが混じっていると野菜が成長しにくくなるためです。
そしてまた鍬などで鎮圧します。
ここで水は与えないようにしましょう。こうすることで、野菜は水分を求めて深く根を張ります。
慣行農法では肥料などを与えるので根が浅くても育ちますが、自然農法では根の深い野菜を作ることが重要です。
水を与えると、酸素を求めて根を深く張るより先に発芽してしまいます。

6.草マルチを敷く

最後に最初に刈った草を畝に敷き、草マルチにします。
厚く敷きすぎると虫が集まり芽を食べてしまうことがあるので、薄く隙間ができるように敷きます。

7.通路に緑肥のたねをまく

通路に緑肥のタネを蒔きましょう。
緑肥は適当にばらまいて鎮圧しましょう。
余った刈草があればマルチとして敷きましょう。
種はいろんな種がミックスされたものが市販されており、それがおすすめです。
開花直前(もっとも栄養価が高いです)になったら株元15cmくらいで草を刈り取り、草マルチの材料にします。

※緑肥について

緑肥の効果はおおまかに以下の3つがあります。
・マルチとして
マルチの効果は、地表の乾燥を防ぎ、雑草が生えてくるのを抑制し、直射日光による地温の上昇を防ぎ、雨によって土が葉に跳ね返る事による病気を防ぎます。
さらに草マルチは、分解されて有機物として野菜の栄養になります。
・害虫、病気予防
バンカープランツとして害虫の天敵となる益虫を呼び込むことで、害虫の発生を防ぎます。
また、土壌の微生物も多様化するため、病気や連作障害なども防いでくれます。まさにコンパニオンプランツのような役割も果たしてくれるわけです。
・土壌改良
イネ科などは地中1~2m程度まで根が深く張っていき、土を耕してくれます。
マメ科の緑肥は地中に窒素を固定してくれるので、土を肥やしてくれます。

まとめ

自然農法の4つのポイントは以下です。
・土は掘り返さない
・根を深くするためしっかり鎮圧
・種まき後は水を与えない
・緑肥を植えて、株元15cm上で切って草マルチにする
ぜひご参考にしてください。


参考

http://tane.jp/haruyasai/bokusou/hinshu/ryukuhimix.html
http://blog.goo.ne.jp/taotao39/e/d1b6ddf4ff14306042707f6d3f5e45e9
http://www.takii.co.jp/green/ryokuhi/kouka/index.html
http://lmaibi.jp/r0811.html

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